ウルトラ級マイナァ~ッ! 粟津文三さん出現ッ!!

皆様今晩はッ!

 

でさてしてッ ドクダミケンケン第二夜でございますッ!!

がッまずは皆様ッ

因みにかの谷文晁は大変よく御存知のお方様かと存じますがッ

その文晁さんのお弟子さんにッ

文一ッ文二さんちゅぅ~ッ なんとなく一郎二郎みたいなお方様がいらっしゃったことッ

御存知でございましたでしょぉ~かッ!??

 

ででッ 文一さんとは文晁さんの御養子さんでッ

文二さんはッ 実の息子さんでございましたッ!

 

っとなってくるとッ!

まぁ~この世間ッちゅぅ~もんはッ

まっこと勝手なことを考えるもんでございましてッ

 

文一ッ文二と来りゃぁ~文三なんてぇ~のもいるんじゃねぇ~~のぉ~~ッ!!?

っなんてなことをば言い出してくるんでございますんですよッ・・・・

 

でもまぁ~さすがにねぇ~ッ

文一ッ文二ッ文三なんてなまっこと都合のいいよぉ~にッ

お弟子さんが集まりまっかいなぁ~~~ッ・・・

 

っと思っちゃいましたでしょッ 皆様ッ!

 

 

むふふふふッ・・・

ところがどっこい文作さんでございますッ!

実はなんとッ

いらっしゃったんでございますッ!

そぉ~ッ!

その文三さんでぇ~ございますッ!!

 

ねッへへへえぇ~~~ッ!

しっかし物事は聞いてみるもんでございまさぁ~~やねッ!

 

 

さてさてではではほしたらッ!

まずはもってのッその文三さんにッ

御登場いただきやしょほいッ!!!

 

 

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ってどぉ~~お皆様ぁ~~ッ!

なかなかにして色使いも凝っててッ

構図も悪かぁ~ないしッ

なんたってその絵筋もよろしゅぅ~ございましょッ!!

 

 

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画題といたしましてはッ

んん~そぉ~れしねぇ~~~ッ・・・・

芥子のお花に双燕さんッて感じでございましょぉ~かッ

 

それにいたしましてもッ

なかなかスカッとさんな一幅でございましょッ!!

 

 

でしてそぉ~そぉ~ッ

肝心要の文三さんのことでございますがッ

まずはこの落款をばご覧くださりませッ!!

 

 

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ねぇ~ッ!

パピッと文三さんでございましょッ!!

 

してッそのフルネェ~ムはと申しますればッ

粟津文三さんと申しましてッ

慕麟ッまたは集長堂等と号しますッ!

 

してしてそのご出身はッ

豊州ッ つまり今の九州大分県あたりでございますッ!!

 

 

ただねぇ~~ッ・・・

残念ながらッそれ以上の詳細につきましては全く不明でございましてッ

かろぉ~じてッ天保頃に活躍されたッちゅぅ~ことがッ

何よりさんの情報でございますんですッ・・・

 

勿論ちゃま自身もッ

だいぶ前に都内のとある美術館においてッ

文晁さんの流れの展覧会の際にッ

初めて目にいたしましたのが最初で最後の御縁でございましたッ・・・

 

でもその時の文三さんの絵筋のパピパピさはッ

まだ三十代だったちゃまの胸には十分過ぎるくらいの衝撃さんをッ

ドヒャドヒャバッキンガムだったことは間違いございませんでございましたッ!!

 

 

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でさてして今宵の文三さんでございますがッ

なんたって参考になる資料が全く無いもんでございますからッ

気の利いた薀蓄さんなどはお伝えできないもののッ

とにもかくにもッ この描かれた燕さんと芥子の花をばッ

じっくりと見ていただきますればッ

そのパピパピさは御納得いただけるのではなかろぉ~かとッ

ただただ思うばかりの今宵のちゃまでございますッ!

 

 

 

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いやいやそれにいたしましてもッ

その衝撃の出会いから数十年ッ

まずはそれこそ出会うことなど叶わぬことと諦め切っておりましたところでのッ

まっこと奇跡のこのご縁ッ

ほんとにこれこそ骨董屋冥利に尽きるッてもんでございますやねッ!!

 

 

 

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粟津文三さんッ!

その存在さえ知るお方様は全くいらっしゃらないかもしれないでございますがッ

どぉ~かひとつッ

文晁さんのお弟子のひとりにッ

こんなパピパピさんな絵を描く御仁がいたことをッ

是非是非皆様ッ

心の片隅にでも覚えていてくださりますればッ

誠幸いのかぎりにございますッ・・・