滝 和亭さん筆ッ! 泣けまっせ櫻さんッ!!

皆様今晩はッ!!

 

でしていよいよッ

あと二日余りでドカンと一発四月をば迎えますでございますッ!!

 

ででして前回の櫻のニ幅さんの感動覚め止まぬうちにッ

今宵もパピッとひと足お先のお花見さんとッ

まいりやしょほほぉ~~いッ!!

 

 

 

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いやいやあいやぁ~~~ッ!

今宵もこれまた素敵な櫻さんでございますなぁ~~~ッ!!

 

でまぁ~このッ

前回の櫻さんよりは少々落ち着いた感じの一幅さんではございますがッ

その腕前さんはッ

ちょいとばかしパピパピさんでございますぞぉ~~~ッ!!

 

 

 

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櫻の花びら一枚一枚ッ

してまたその葉の何気な動きッ

 

 

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櫻の枝の表現さんもッ

絶妙さんでございますッ!!

 

 

 

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いんにゃいんにゃぁ~ッ

こいつぁ~一枚の絵とは言えッ

十分お花見をば楽しめちゃいそぉ~な一幅さんでございますぞぉ~~~ッ!!

 

 

 

ではではさてしてッ

今宵のこのパピッと櫻さんをば描かれましたる御方様をばッ

御紹介申し上げますでございますがッ

 

まずはその名もッ

滝 和亭(たきかてい)さんとッ 申しまふッ!!

 

 

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でッ 今宵のその和亭さんッ

お生まれさんはッ文政十三年ッお江戸の千駄ヶ谷でございましてッ

幼き頃より日本画の師匠の下にて修行をはじめッ

その後まだ十八歳そこそこの時にッ

なんとま単身長崎へと趣きッ

当時の来泊清人画家の下にて更に今度は南画の修行をば積むのでございましたッ!!

 

 

してまたその後ッ

安政三年に江戸へと戻るとッ

今度はその腕試しだか何だかかッ

日本各地を回る旅へと出るのでございますッ!!

 

 

まぁ~このいわゆる和亭さんちゅぅ~御方様はッ

まっこと冒険心旺盛ッちゅぅ~か好奇心旺盛ッちゅぅ~かッ

じっとシトロエン御方様だったのかもしれましぇんッ!!

 

 

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でまぁ~このッ

そんな和亭さんの描く絵はッ

やっぱし長崎で培われたバリバリ南画がドカンと一発でございましてッ

結構堂々とした山水・花鳥が主でございましたッ!!

 

 

 

しかしながら今宵のこの櫻さんの一幅さんはッ

そんな和亭さんのイメェ~~ジとは少々ちゃいましてッ

ちょいとばかしじっくり腰を据えてのさり気無き一幅さんでございますッ!!

 

 

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もしかしてもしかすっとッ

案外和亭さんは櫻がとってもお好きだったからッ

大事に描かれたのでございましょぉ~かねッ!!?

 

 

 

でさてしてもひとつッ

ちょいと画面左上のちょぴっと賛に御注目ッ!!

 

 

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書かれた内容はパピッと読めなくて情けないところではございますがッ

この賛をば書かれたお方様とはッ

高林二峯さんと申します書家さんでございましてッ

書をこよなく愛するが故にッ

かの王義士さん等の古き中国の大家の書をッ

独学で学んだッちゅぅ~なかなかの気合の御方様でございますッ!

 

 

和亭さんとの交遊につきましてはッ

あんまし定かではございませんがッ

云わばお互い画や書にかける情熱はッ

ドカンと一発的なところがございます故にッ

そんな路線の上ッ

必然的に叶った出会いなのかもしんないでございますやねッ!

 

 

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でして和亭さんの落款部をば見てみますればッ

乙亥春の日とのことッ

 

 

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つまりは明治八年ッ

和亭さんッ二峯さんそれぞれそれこそッ

パピッと脂の乗り切ったバリバリの頃の一幅さんでございましょうッ!!

 

 

 

 

 

 

明治も半ばを迎えッ

ウウィィ~ンッフィラデルフィアッしてまたシカゴの万博にッ

パピッと出品を重ねた和亭さんッ

今宵のこのさり気なき櫻の一幅にはッ

我国日本をこよなく愛されてこそのッ

和亭さんの熱きメッセェ~ジが込められているかの如しに思えてならないッ

センチメンタムちゃまでございますッ!!

 

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